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経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

いま、経済ジャーナリストが薦める住宅ローン(2)

ローン選びを間違うとマイホームを手放す事態も…
(編集長) 前回のお話では、金利が低い今こそ長期固定金利で安全かつお得なローンを組むチャンスであるにもかかわらず、みすみすそのチャンスを逃している人が多いということでした。
(堀) 昨今の低金利で感覚が麻痺し、変動金利を選ぶ人が多いですからね。確かにここ10年ほどは低金利が続いてきました。しかし、日本経済は緩やかながらも回復に向かっており、金利は上昇モードに入っています。返済期間が長い住宅ローンを組むにあたっては、「この先金利は上がる」という認識に立って判断することが大切です。
(編集長) その認識が不足していたために、とんでもない事態に陥ってしまっている人からの相談も多いそうですね。
(堀) 先月も、最初の3年間が金利の優遇を受け、1%台という3年固定金利を利用している人から相談を受けました。「3年が経過して、もうすぐ金利の見直しなのですが、1%台の金利でカツカツに組んでいるのでどうしたものか…」というんです。4年目から金利が上がることは最初からわかっていることだし、その後も金利が上がる可能性が高いことは、ちょっと冷静に考えれば十分に予測できたはず。しかし住まいを買うときは、その冷静さを失ってしまう人がとても多いんですね。今後金利が上がり始めると、返済額の上昇に対応しきれず、せっかくのマイホームを手放さざるを得ない人が続出するのではないか心配です。

正しい住宅ローン選びには事前の勉強と強い意志が必要
(編集長) そうならないためには、前回もお話しいただいたように、長期固定金利を選ぶのが一番ということですね。
(堀) 長期固定金利の中でも金利が低く、保証料も不要な「フラット35」が私のお薦めです。ただ残念なのは、セミナーなどで「フラット35」の話をすると、その場ではほとんどの人が利用したいと思うにもかかわらず、いざ不動産会社や金融機関に変動金利や期間限定の短期固定金利のローンを勧められると、流されてしまう人が多いことです。変動金利のリスク説明が必ずしも十分ではないと思われる金融機関が一部存在することに加え、住宅ローンは借り手よりも貸し手のほうが優位で、金融機関に強く勧められると断りにくい面があることが原因と思われます。
(編集長) 流されてしまわないためには、どうすればいいのでしょうか。
(堀) まずは「長期固定金利を利用する」という強い意思をもって臨むことです。それには聞きかじりではなく、自分でそれなりの勉強をし、長期固定金利のメリットと変動金利のリスクをきちんと認識しておくことが必要でしょう。また、住宅ローンを利用される方の多くは、「金利が上がり始めてから固定金利に切り替えればいい」というように思っておられたりするのですが、「フラット35」は借り替えには利用できません。また借り替えができる民問の固定ローンも審査があるケースもあり、必ずしも希望通りに借りられるとは限りません。そうした実態を正しく知ることも大切です。
(編集長) 「フラット35」の取扱金融機関が増えていますが、どこを利用するかを選ぶ際の注意点はありますか。
(堀) もし最初に相談に行ったところで納得のいく対応が受けられなかった場合は、何ヵ所かに足を運んでみるといいでしょう。金利を低めに設定している金融機関は「フラット35」に力を入れていることが多いので、一つの目安になると思います。
(編集長) では最後に、もう一度読者へのアドバイスをお願いします。
(堀) 住宅ローンは借りてから後悔しても、どうにもならないことがあります。くれぐれも借りるときに真剣に勉強し、慎重に選んでください。住まいを買うということは、夢を実現すること。「住宅ローンは厳しいもの」という認識に立って土台をしっかり固め、揺るぎない夢をかなえてほしいと思います。

(「住宅情報STYLE」2006年02月15日号掲載記事より)

経済ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナー・経済講演/堀 浩司

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