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経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

お金だけじゃない?医療費改正のポイント

 4月から総枠3.16%の保険医療費抑制を目指す診療報酬改訂が実施されています。既にお医者さんでの支払額が若干少なかったと感じられた方、逆にかえって支払額が多くなったと感じた方がおられる分かりにくい改正です。ただ、今後の私たちの医療について私たち自身が考えないといけない時期だと実感させられます。
主な改正内容ですが、

1. 患者から見て分かりやすい医療の実現
(1)「医療費の内容の分かる領収書」を無償で発行することが義務付けられました。
また、さらに詳細な内容の発行を患者から求められた場合には、発行に努めるようになっています。
  ・自分の受けた医療行為が確認できる
  ・余計な医療費を払っていないかチェックできる
(2)セカンドオピニオン(主治医以外の医師による助言)を受けるため、カルテなどの情報提供料が健康保険の適用対象になりました。
  ・実際に必要のない検査をセカンドオピニオンで指摘されたケースもある
  ・逆に治療方針で迷ってしまう場合も考えられる
2. 医療機能の分化・連携
(1)在宅医療の保険報酬を引き上げ
  ・在宅医療に力を入れる医療機関の充実
   患者負担例(3割負担) 夜間往診料50%増5850円
(2)小児深夜救急医療保険報酬引き上げ
  ・過酷な勤務条件からの小児科医師不足が背景
3. 保険医療費を抑える
(1)コンタクトレンズ使用者の検査料軽減
(2)後発(ジェネリック)医薬品が処方箋で購入可へ

 今後も8月、10月と高齢者の医療費を中心に医療費の患者負担額が増えていきます。
サラリーマンの場合、22年前の1984年までは、一部定額制ではありましたが本人の医療費の支払は必要ありませんでした。それが1割負担へ、さらに97年には2割負担、更にさらに2003年から3割負担へと私たちの負担額が増大しています。
また、医療費抑制のため、保険医療を少なくして、医療にも競争原理を導入しようという動きがあります。気がついたら、支払額によって医療の格差がついていたということにもなりかねません。アメリカでは、医療保険に入っていない無保険者が4580万人、年間平均外来受診は日本の三分の一なのに、1人当り医療費は倍以上という現実があります。
 健康なときこそ、医療に関心を持つ必要があると思います。

(ABCテレビ「おはよう朝日です」2006年04月05日ON AIR)

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