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経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

住宅金融公庫がなくなり、日銀が金利を引上げ、地価が下げ止まって―今、マイホームの購入を考える

【金融公庫がなくなった!】
―これまで住宅を購入するときに多くの人が頼りにしてきた「住宅金融公庫」がこの4月になくなったと聞いたんですが?

4月から、住宅金融公庫が国の機関から独立行政法人住宅金融支援機構に変わり、原則的に直接、私たちへの融資を行わないようになった。
住宅金融公庫  1950年発足 戦後に建てられた住宅の35%が公庫を利用
        「夢のマイホーム」実現に大きな役割を果たしてきた
        2000年度貸付金残高 約76兆円 住宅ローンの半分近くを占めていた
―完全固定金利の融資だった公庫融資がなくなれば、民間の変動金利や固定金利でも期間が限られたローンしか、借りられなくなるの?
4公庫が2003年から始めた35年固定金利の「フラット35」が普及している。
「フラット35」とは
民間金融機関が貸し出した住宅ローンを住宅金融支援機構が
買取又は保証することによって、
  最長35年間の金利の固定リスクを民間金融機関が負わなくてすむようになっている。
   全期間の金利が決まっている完全固定型なので、
利用者は金利の変動の影響を受けない安心の住宅ローン。
金利も低いので、すでに住宅ローンを借りている人が、
借り換えで利用したいという希望が多かったが近々借換えでも導入される見込み。
・・・・・・・・・・・・・・・で、
将来にわたって(返済終了まで)金利が決まっているので、最近注目されている金融商品。
さらに、返済期間が20年以下なら金利を割安にしたフラット20を夏にも開始する予定 。

【金利はどんどん上がるってホント?】
―2月に日銀が利上げに踏みきったが、その影響でローン金利も上昇してくるのでは?

0.25%程度の引上げでは、それほど影響が出ていない。
  市場の関心は、引上げが今後続いていくか。大手金融機関では、逆に金利引下げの動きも。
また、金融機関では、ローン顧客の争奪戦が繰り広げられており、多忙な人のためにテレビ電話やインターネットを通じた相談・申込に応じたり、土日曜に相談窓口を設けたり、指定金額以上の預金残高になると自動返済できるローンを拡大したりしている。

大手行 金利引上げに、引下げ
◎日銀の利上げを受け、3月1日に0.05%から0.2%引上げ
しかし、ひと月たってみると、
◎長期金利の低下傾向を受けて、
4月2日から10年物などの固定金利を0.05%から0.1%引下げ

フラット35の4月の適用金利の平均も0.077%低下し、
3.018%で昨年3月以来の低水準

【でも、土地の値段が上がってるんでしょ?】
―金利が急に上がることはなさそうでも、肝心の土地の値段が上がってきてると聞きましたが。

確かに、3月22日の国土交通省が公表した2007年1月1日現在の公示地価では、
16年ぶりに全平均で、全商業地平均で2.3%、全住宅地平均で0.1%と、とも上昇に転じたが、これから土地の値段は上って、住宅の購入も難しくなると考えるのは早計。

全国3万箇所の評価地点のうち、前年に比べて上昇しているのは、商業地43.1%、住宅地37.7%と過半数以上は下落が続いている。平均の地価が底に着いた段階に過ぎず、逆に地価が安定することにより、下落し続ける心配がなくなるのではという見方も。

《結論》 まだまだマイホーム獲得の好機は続くので、「今、買いたい」「買う必要がある」というのでなければ、あせることはない。
金利が上がる、地価が上がるといったセールストークに惑わされる必要はない。

(MBS「はやみみラジオ!」2007年04月12日ON AIR)

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