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経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

東証株価7年ぶり高値水準〜その背景と今後の分析

6.21(木) 6営業日続伸し、日経平均終値1万8240円30銭
2000年5月2日(18,439円)以来、7年ぶりの高値水準
2003年4月には7600円台まで落込んだが、
その後の緩やかな景気拡大と企業業績の回復で、ほぼ4年で約2.5倍の水準まで回復
これまでの5日間で500円近く上昇し高値警戒感が出ていたうえ、
前日の米国市場は大幅安だったにもかかわらず、6連騰を達成
7年1ヶ月ぶりの高値は、なぜ?
(1)円安の進行で輸出関連企業の業績改善期待(2007.04〜06期)
輸出関連企業 今期の想定為替レート 1ドル115円(1ユーロ150円)
123円台円安更新
(2)外国人投資家が割安感のある日本株を積極的に買っている
売買シェアの6割
東京、大阪、名古屋6月第2週(6.11〜6.15)投資主体別売買動向 6週連続買い越し 3ヶ月連続で月1兆円超、
4月から6月第2週までの累計買越額3兆6209億円
アメリカ、香港、ドイツ、フランスなどの株式相場が軒並み上昇し、海外の株高で資金力に余裕
欧米など海外相場の上昇で得た利益を日本株に振り向けているため
好調な日本企業業績
日本経済は本格的な回復基調に乗ったと見ていいのですか?
昨年11月に「いざなぎ景気」(65.10〜70.07  57ヶ月)を超え、
「グローバル景気」と経済同友会ではネーミングしようかとも
声が上がっている現在更新中の景気拡張期。
しかし、我々に実感はあまりない。
2006年度国税収入   法人税収 15兆円超 バブル末期の1991年度以来15年ぶりの高水準
    所得税収 14兆円 18年ぶりに法人税収を下回る
日本銀行/全国企業短期経済観測調査
7月2日 6月調査業況判断指数結果発表予定
業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた値
予測
大企業製造業 +24(前回比+1)   大企業非製造業 +21(前回比-1)
中小企業製造業 +6(前回比-2)   中小企業非製造業 -7(前回比-1)
大企業 まあまあ  中小企業 厳しい状況

年末に向けて2万円台に迫るという意見もありますが?
まだまだ1万8500円の心理的な抵抗ラインもあり、壁突破には時間がかかる

25日 東京株式市場 終値1万8087円48銭(前週末比101円15銭安)
1−6月、4−6月の利益確定売り、高値警戒感、米国相場の大幅安

日本の株価は経済実態を反映していない
過去最高益上場企業がこれほど多ければもっと株価が上昇するはず
株価の動きが説明できない
日本の株価を押上げている主役 外国人投資家
為替が円高に振れたり、海外市場が失速すれば買い意欲がしぼむ可能性もある
原油高(再び1バレル70ドル)など企業収益の圧迫要因もあり、一本調子の株高が続くとは思われない

株価の上昇に合わせて、中小企業の業績も上向いているのでしょうか?
大企業の景気回復は、中小下請け企業のコストカットの上に成り立っている。
小泉、竹中路線の規制緩和、自由競争で力の強い企業のみが生き残り、その企業が価格支配力を持つ構造
なかなか、中小企業の業績は上向いていない

この勢いで我々の賃金も上がっていくでしょうか?
昨年5月に会社法が施行され、決算期末だけでなくいつでも株主に配当可能
上場企業の役員には、今まで認められていなかった歩合給的な役員給与支給可能
会社の決算も3か月ごとの四半期決算に移行
短期の利益のみ追求する会社の姿 従業員の昇給が一番ネックと考える企業経営
このままの経済構造だと、今迄のような賃金上昇は期待薄

(RCC中国放送(広島)「寺内優のおはようラジオ」2007年06月26日ON AIR)

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