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経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

株価下落に円高!こんな時は・・経済低迷時代の打開策

アバン(50秒)島田読み
[N] 突然ですが!みなさん!儲かってますか? んなワケないですよね!
回復傾向にあると言われていた景気は足踏み状態、株価は下がるわ、住宅ローンは上がるわ、円高は進むわ、おまけに「サブプライム問題」などとワケのわからないアメリカの住宅ローン問題が日本の金融機関にも悪影響を与えているわ、ますますフトコロ具合が良くなる材料はありません。
こんな時は節約してタンス預金を温めておくしかないんでしょうか?
もしあなたにいくらかの「余裕資金」があるなら、実は今こそ「投資」や「外貨預金」の好機と考えることができるんです。
今朝のクローズアップは、今後の経済の行方を踏まえて、経済低迷時代を生き抜くための打開策を解説します。
スタジオ(1)(1分)VFタイトル
[宮根] とにかく景気は良くなる良くなるといい続けていっこうに代わり映えしない、税金や住宅ローンは上がる一方の世の中で、ちょっとこの逆境のなかで逆にチャンス到来と考えることが出来るのが投資ではないかということなんですね。
今朝はこの時期に考える投資のノウハウや知識について教えていただこうと思います。
おなじみ阪南大学講師で経済ジャーナリストの堀浩司先生です。おはようございます。
[堀] おはようございます。よろしくお願いします。
[宮根] 日頃どちらかというと危ない橋は渡らないというか下手に投資するよりしっかりと貯蓄をしなさいと言うてはった堀先生が投資を勧めるのは珍しいですね。
[堀] はい、まあ勧めるということではなく、もちろん株式にしても投資信託にしても外貨預金にしても、常にリスクというものはつきまといますし、ゼッタイに儲かるということはあり得ないんですが、もし余裕資金があって少しなら投資にかけてもいいというお金があるという前提であれば、今は好機であるということなんですね。
[宮根] まあ世の中こんな時は節約しましょうとか、少しでもお得な買い方を考えましょうとか、まあこのコーナーでも節約術みたいなことは何回かやりましたけど、そんなんに辟易してる人も多いでしょうね。
でも例えば株なんてまだ下がるかもしれないので怖くて買えないという人もいると思いますが?
[堀] そうですね。でも実際私の身の回りの人で余裕資金のある人はやはりこういった時期に買ってますね。
下がらないとは言い切れませんが、ここからは過去のデータから見ても買いの時期だと判断できるとは思います。
あくまで参考として聞いていただきたいと思うんですが・・・
[宮根] なるほどね。ではちょっと現状をまとめたこんなVTRからご覧いただきましょう。
VTR本編(2分40秒)株式市場
[N] 日経平均株価は、今月に入って2日から13日までで8営業日続落、このときの下げ幅だけでも1,743円。先週末11月16日現在の終値で、15,154円61銭と低迷が続き、最安値ではすでに15,000円を割り込んでいる状態です。
今年の6月21日の終値が18,240円30銭ですから、この半年ほどで3,000円以上値を下げたことになります。
円高に至っては、これも今年6月21日には1ドル123円71銭だったのが、今月16日には110円92銭と、これまた12円以上円高が進んでいます。
なぜこれほどまでに株安、円高が進んだのでしょうか?
1日のうちに世界で動くお金は、日本円換算で約330兆円と言われています。
これに対して実際の貿易、つまりモノを売ったり買ったりして動くお金は1日約4兆円と言われていますから、実際の取引の82倍のお金が、「金融取引」つまりお金だけで動いていることになります。
このため、例えば経済に悪い影響があるようなニュースが流れると、敏感に世界のお金の流れがそれを受けて変わって行くわけです。その例のひとつが、今よく聞かれる「サブプライム問題」。
「サブプライム」とはアメリカの低所得者や信用力の低い個人層のことで、こうした消費者層に向けての住宅ローンが「サブプライムローン」と呼ばれています。
「サブプライムローン」は通常のローンよりは高い延滞率を予想してはいましたが、それを超える延滞率が発生、つまり焦げ付きが出てしまい、日本の金融機関も大きな影響を受けています。
こういった経済の低迷に加えて、家計を直撃するのがガソリンの高騰。すでに2005年の4月からみると、全国平均で28円近くも上昇しています。
しかし実はこのガソリン価格の内訳は、半分近くは税金です。中でもガソリン税は、現在道路整備を急ぐため、暫定的に本来のおよそ2倍の税金がかけられた形になっています。
これが来年3月期限切れを迎えて元に戻れば、一気に1リットル123円台まで下がる可能性もありますが、政府は期限の延長をもくろんでいます。
とまあ悪い材料ばかりなんですが、このような厳しい状況のなかでこそ、打開策として投資を考える時期だと言えるでしょう。
もちろんいくつかポイントがありますので、スタジオで詳しくご説明しましょう。
スタジオ(2)(4分)
[宮根] さて、それでは解説していただきましょう。 [堀] はい。最初に当たり前のことなんですが、投資の基本は「安く買って高く売る」ことですよね。ここで冷静に考えていただきたいのが、今株式や投資信託は高いですか?ドルの値段は高いですか?ということなんです。こんな時こそ本当に儲ける人がいるんです。 [堀] それではもし今年6月に株や投資信託、外貨預金をしていたらどうなっているかということなんです。まず株式ですが、これは大手自動車メーカーの場合です。今年6月から見て1,600円ほど下げていますので、もし100株取得していれば、161,000円ほどのマイナスになっているはずです。 [堀] 次に投資信託ですが、大手証券会社の「世界好配当」というので比べてみますと、基準価格でおよそ3、000円下げています。もし6月に約100万円投資していれば、20万円ほどの損失ということになりますね。 [堀] そして外貨預金ですが、6月はまだ123円台をつけていました。100万円の米ドル預金で考えれば、10万円あまりソンをしたことになります。 [堀] そして総じて言えることは、およそ100万円の投資で10万円から20万円程度の変動幅がある、これを逆に見れば10万円から20万円の利益を出せる可能性があるということなんですね。
[宮根] 先生でもそないうまいこといきますかね? [堀] もちろん何度も言いますが「ゼッタイ」はありません。ただ例えば外貨の為替市場は、ドルの場合この10年で110円を割り込んだのは1999年後半から2000年末にかけてと、2004年から2005年前半にかけての2回だけです。
実際りそな銀行ではドル預金が通常の5倍に増えているそうですし、みずほ銀行なんかでも新規の外貨預金申し込みがひっきりなしにあるという話もあります。 [堀] 株や投資信託については「調整局面」というのが年に何回かあるんですね。
たとえば今年2月のチャイナショックなんかがそうなんですが、そのヒントとしては、日銀の大幅あるいは連続金利引き上げ、大幅な円高、アメリカ経済の落ち込み、原油価格の高騰、企業不祥事の発覚などがあるんですが、今はほとんどが当てはまります。
[宮根] ホンマですね。 [堀] 最後にはやはり堅実なところに戻りますが、投資の3原則、まず目的をはっきりすること、何のために投資するかを決めることです。次に目標額を設定する、100万円利益が出たらやめるとかを決めておけば後悔も少なくて済みます。最後に期間を限定する、特に長期で持つ場合、注意が必要です。
[宮根] なるほど。まあ今出来る家計の救済策というか、この時期だからこそ考えることが出来るのが投資であるというので見てきましたが、これでソンしても番組では責任を負いかねますので、みなさん、自己判断、自己責任で頑張ってください。先生ありがとうございました。

(ABCテレビ「おはよう朝日です」2007年11月21日ON AIR)

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