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経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

原油高騰、その背景に迫る!

なんで原油はこんなに高くなっているの?
冷静に原油の価格を考えると
(1) 限られた資源 11.29石油鉱業連盟(2005年末時点)
  石油可採年数38年、生産可能年限68年(天然ガス生産可能年限98年)
  中国などの需要急増を考えても急騰するほどの逼迫ではない
(2) 原油採掘コスト イージオイル油田から深海底など探鉱コストがかかる油田へ
  生産コスト サウジアラビア等の大規模油田1バレル3〜8ドル程度
    メキシコ湾深海油田、サハリン沖気象条件が厳しい油田1バレル30ドル程度
NY原油先物市場(WTIウエスト・テキサス・インターモディエート) 1.18年初1バレル50ドル割込む
  11.21一時1バレル99.29ドル
やはり、需給バランスからの急騰ではない投機資金の流入
株式市場よりも確実な商品市場
 寒波 灯油需要は確実に増えるが、暖房器具メーカーの株が上がるとは限らない

そもそも原油の価格はどうやって決まっているの?
原油高を主導しているのは、NY先物市場で取引されるWTI
1日当たりの産出量40万バレル、しかし取引はその1000倍の1日何億バレル
  殆どの取引が投機マネー
日本は中東産原油を購入(イラン13%)  ドバイ、オーマン現物原油価格が指標
WTI価格に影響される
週明けNY原油先物市場1バレル88ドル
  原油価格が下がっても先物原油取引で儲ける投機マネー
    高い時に高い価格で売る約束100ドル
      安くなったときに売る約束をしていた原油を安く買う88ドル

今後はどうなっていくの?
以前 石油輸出国機構(OPEC) 価格急騰に伴う原油需要急減を避けたい
                   原油増産で高騰を止めていた
OPEC生産余力1983年25% 現在3%程度
11月1日に日産目標2580万バレルから50万バレルの増産を始めたが全く効果無し
産油国のオイルマネー自体も政府系ファンドとして、先物石油市場に登場
マネーゲームが終わらないと高価格水準の原油価格は続く
ガソリン、灯油などの石油製品の価格が下がりにくいという懸念が

今後、どうしていけばいいのか?
日本、そして政府の対応
エネルギー自給率  日本17%(原子力を除くと4%)、米国73%、中国94%
民間では出来ない国家のエネルギー戦略
政府が本気でエネルギー戦略に取り組まないと、
私たちの生活はマネーゲームに翻弄され続ける

(TBC東北放送(仙台)「Goodモーニング」2007年12月05日ON AIR)

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