堀浩司の関西深堀りラジオ!経済ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナー 堀浩司 おすすめ 癒しのマレーシア
PODCAST ラジオ配信中:RCC中国放送「ミライレポート」必ずわかる 法人税のしくみ

経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

後期高齢者医療制度の負担感

舛添要一厚生労働大臣  「7〜8割の人は保険料が下がる」(04.15)
        参議院厚生労働委員会「正確なところは分からない」(04.17)
厚生労働省の試算(04.15) 国民健保と後期高齢者との保険料比較
  基礎年金のみ受給者(年79万円)
  独居世帯 △20,600円、夫婦世帯 △15,000円
  平均的厚生年金受給者(年201万円)    独居世帯 △22,000円
  厚労省試算  国保険料算出三方式の最も保険料が高い方式と比較した試算

実際例では・・・
(1) 単身女性77歳   国民年金55万円   国保29,200円 後期高齢11,610円
    国保資産割 △12,730円   後期高齢均等割負担軽減7割   △17,590円
(2) 夫75歳、妻72歳   夫厚生年金222万円、妻国民年金79万円
    国保92,700円 夫後期高齢97,680円、妻国民健保21,000円 +25,980円
(3) 単身女性77歳   国民年金65万円、遺族年金26万円
                        息子の被扶養者0円 後期高齢+1,800円
  20年度 激変緩和措置9月まで保険料免除、10月から3月均等割りの1割負担
  21年度 18,900円(2年間激変緩和措置均等割り半分)
                  被用者保険の被扶養者200万人
(4) 夫75歳、妻76歳   夫厚生年金172万円、妻厚生年金134万円それぞれ給与有
    夫健保242,000円 後期高齢484,269円、妻健保127,920円 後期高齢172,856円
    健保本人負担と同額を会社が負担                  +287,205円
                                     現役組 約1300万人の9%

低所得者で保険料負担増の市町村が・・・
多くのお年寄りが入っていた国民健康保険(国保)
     2006年度に単純収支が赤字の市町村は52.1%(948団体)
高齢化で医療費が財政を圧迫している郡部と、
 比較的余裕ある都市部の「財布」都道府県単位で一本化、自治体間格差是正
財政にゆとりのある政令市などは独自に国保保険料を軽減する制度設置
  都道府県単位新制度  軽減措置適用できず、保険料大幅アップする人も
厚生労働省は「一般に低所得の人は保険料が下がる」と説明してきたが、
 ・ 東京都23区
   年金年額400万円台以上なら新制度の保険料がおおむね下がる
   年金年額300万円台以下はアップ
   厚生年金平均受給者(年間約201万円)、21,200円の負担増
 ・ 名古屋市
   単身年金額年間153万円までの人保険料免除新制度  年間12,000円負担増
   年金額が168万円の人は4700円だったのが23,100円と約5倍
 ・ 全国39市区町で低所得層が負担増と4月11日に厚生労働省
   東京都23区、調布市、武蔵野市、仙台市、横浜市、金沢市、神戸市など

2年前にも、高齢者の負担増があったのにまた高齢者に
 夫婦で277万円の年金収入   12万4千円負担増(2006.06.18朝日新聞)
  公的年金控除及び老年者控除廃止、国民健康保険料及び介護保険料値上げ

75歳で保険制度を分けている国はない なぜ75歳以上なのか
 2005年度国民1人当医療費 65歳未満15万9200円、65歳以上65万5700円

「高齢者は経済的な弱者ではない」キャンペーン
 高齢者は一見裕福に見える 3千万円を超す高額貯蓄者約30%が平均値引上げ
 貯蓄を持たない世帯20.6%(二人世帯2007年) 高齢者で増加傾向

後期高齢者医療制度では、保険料の厳しい取り立ても始まる
75歳以上であっても保険料を滞納した者には有効期間が短い短期保険証、
     あるいは窓口でいったん10割負担を求められる資格証明書が発行される。
従来、国保では75歳以上の高齢者への資格証明書の交付を禁じていた。

資格証明書受診は正規保険証受診のわずか3%(2004年神奈川県保険医協会)
 資格証の交付そのものが事実上の無保険者を生む
 1年滞納の来年4月以降、高齢者でも保険証を取り上げられて、
              医療を受けられない人が出てくる可能性が高い。

75歳まで頑張って生きてこられたお年よりに、安心して暮らせる老後を提供すべき
医療窓口で1割の負担をされているのだから、低所得のお年寄りには保険料免除も
道路特定財源よりも、今、最も必要なのは、年金・医療特定財源では

(TBC東北放送(仙台)「Goodモーニング」2008年05月07日ON AIR)

main

経済ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナー・経済講演/堀 浩司

経済・ファイナンシャルプランニングの取材・講演・出演を承ります
経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

経済ジャーナリスト堀浩司HOME
プロフィール経済コメントコラム芸能マネーメディア情報取材・講演依頼セミナーのお知らせ癒しのマレーシア

経済ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナー 堀 浩司 オフィシャルサイト