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経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

どうなる、地元企業アルピコグループの今後

◎ アルビコグループ、金融機関に金融支援要請
 昨年9月グループ企業の連結決算を初めて実施
 松本電鉄などアルピコグループ19社で総額182億円(3月発表173億円)の債務超過判明。
 12.25「自助努力では返済できない」として八十二銀行など8金融機関に金融支援要請。
 12.25八十二銀行「私的整理の方法で金融支援同意」  86億円債権放棄、30億円債務株式化
  25億円増資引き受け

      他の7金融機関  57億円債権放棄
 12.25投資会社リサ・パートナーズ「グループの投資組合を通じて25億円増資を引き受ける」
   金融支援合計232億円 債務超過解消

◎ どうして、こんなに債務超過となり自力再建できなくなったのか
 (1)松本電鉄バス、諏訪バス、川中島バス、アルビコハイランドバス 殆どが赤字路線
  例:松本電鉄バス  松本市内25路線  全て採算乗車率以下(起点から終点14〜15人)
   人口が減るなか、売上を伸ばす方策が殆どない状態
 (2)80〜90年代ホテルやゴルフ場などの大型投資がグループ全体の足かせに
 (3)グループ内企業バラバラ経営
  例:観光4社(5ホテル・旅館) 幹部同士の交流、食材等共同仕入等一切なし
  例:グループ1000億円売上企業が今迄連結決算をしていない不思議

◎ なぜ事業再生を私的整理の方法で行うのか
 私的整理  法制度ではなく当事者間の合意に基づいて行われる企業の再建手法
          会社更生法、民事再生法等法的手続きでは納入業者まで債権カットの対象
             納入業者の商品搬入拒否等で通常業務が出来なくなる
          裁判所の監督がない分、当事者の合意が最重要
             必ず再建させる   地域経済、生活密着事業の大きすぎる影響
      債権放棄を受ける条件
      (1).3年以内の債務超過解消 (2).3年以内の経常利益黒字化 (3).経営者の退任

◎ 動き出した事業再生
 第三者増資に応じる投資会社リサ・パートナーズ(東証1部)の
   子会社フロンティア・マネージメント(株)がアルピコグループに役員を派遣し、
      事業再生計画実行、経営企画・経営戦略立案をサポート
   30代、40代の弁護士、公認会計士の企業再建チーム   数字至上

◎ アルピコグループの再生は可能か
 企業としての再建は、金融支援とドライな再建計画で可能
 市民の生活を支える企業であり続けることができるかどうか、
     市民の生活に直結した事業継続は前途多難
  7.16(木)から 松本電鉄バス
    ・松本市内100円区域運賃を190円に値上げ
    ・路線の減便、廃止実施
 7.10 諏訪バス5路線維持困難表明

(SBC信越放送(長野)「モーニングワイド・ラジオJ」2008年07月14日ON AIR)

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