堀浩司の関西深堀りラジオ!経済ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナー 堀浩司 おすすめ 癒しのマレーシア
PODCAST ラジオ配信中:RCC中国放送「ミライレポート」必ずわかる 法人税のしくみ

経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

円高にデフレ、一体どうなるの私たちの経済

11月末 東京外国為替市場 一時14年ぶりの1ドル=84円台に急騰  円高
   10月の消費者物価指数8ヵ月連続前年同月比マイナス    デフレ

まずは円高とデフレの正しい理解を  円高か円安、インフレかデフレ、経済にまん中は無い
● 今回の急激な円高 「ドバイショック」
 ドバイワールド 債務(約5兆円)返済の一時凍結要請債務不履行懸念
  欧州金融機関ドバイへの巨額融資投機資金が信用不安のユーロから円へ
  もともとの米国経済不安のドル安にユーロ安が加わった結果〜あくまでも投機資金の動き
  世界経済の認識 安全なのは、日本だけと見られている証拠
● デフレ
◎ 10月の主な下落品目(前年同月比)
 ノート型パソコン▲52.4%、灯油▲37.1%、薄型テレビ▲33%、外国パック旅行▲22.8%
 これって、私たちにとってまずいこと売れなくて下がったのではない
 ・ ノート型パソコン 機能を落として価格を抑えた低価格ミニ・ノート型がシェアを拡大
  ウィンドウズ7発売でノート型販売台数(10.22〜11.21) 前年同期比23.9%増(販売額5.3%増)
 ・ 灯油 原油価格 147.2ドル/バレル(2008.07)76.02ドル/バレル(2009.11.24)NY原油先物取引
 ・ 薄型テレビ エコポイント効果7月以降前年同月比1.5倍以上
 ・ 海外パック旅行 円高効果
◎ 消費者物価指数100.1
 2005年=100   4年前とほぼ同じ水準でどうしてデフレ?
◎ 問題にすべきは、勤労者世帯の実収入の減少 前年同月比▲4.6%

何度でも言いたい、注目を集めるからと円高悲観的経済報道はやめてほしい
◎ 以前にもお話ししましたが、日本は貿易立国ではありません
 日本輸出依存度14.9% (対GDP比2006IMF、ほぼ同じ割合の輸入依存度13.3%)
           貿易立国とは韓国36.7%、ドイツ38.8%などをいう
◎ 投機マネーが引き起こす、円高を心配する必要はない
1. 2年前までの5年間は1ドル=120円台
 1円円高になれば報道の裏を読む トヨタ1ドル円高になると250億円営業利益がなくなる
  では、120円時代は      (120円/ドル−90円/ドル)×250億円=7500億円円安利益
2. 輸出依存度、輸入依存度がほぼ同じということは
  円高で損失が出る企業もあれば、逆にほぼ同額の円安利益を享受する企業もあるはず

家計にとって円高、物の価格が下がることは大歓迎のこと
円高 輸入原料、輸入品(食料品、石油関連製品、電力、ガス)が安くなる
   海外旅行が安くなる
   外貨投資のチャンス

私たちには、まだ実感はなかったが、経済は底から上向き始めていた
エコポイント、エコカー補助金、エコカー減税など目に見える経済対策の効果
・ 2009年7月〜9月GDP  実質成長率年率換算4.8%増
・ 新車総販売台数    2009年9月前年同月比14カ月ぶりにプラス(10月も。2カ月連続)
・ 10月世界生産台数  トヨタ、日産15カ月ぶりに前年同月比プラスに
・ 地域経済動向(11.27日、内閣府)  :景況判断5地域(北海道、北関東、南関東、東海、北陸)

日本そして私たちは、投機マネーが巻き起こす円高に対してどうすることもできない
どうすることもできないのに悲観報道があふれかえる、そして消費を落ち込ませる。

日本の景気を立て直すには、日本国内の消費を増やすこと。内需拡大しかない。
で、あれば、民主党政権も、私たちに直に働きかけ、消費を刺激する政策を早く実施すべき。
目に見える、私たちが得をするという私たちに分かりやすい経済対策が必要

この4カ月、民主党政権誕生後の経済政策空白区間が悔やまれる

(SBC信越放送「モーニングワイドラジオJ」2009年12月14日ON AIR)

main

経済ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナー・経済講演/堀 浩司

経済・ファイナンシャルプランニングの取材・講演・出演を承ります
経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

経済ジャーナリスト堀浩司HOME
プロフィール経済コメントコラム芸能マネーメディア情報取材・講演依頼セミナーのお知らせ癒しのマレーシア

経済ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナー 堀 浩司 オフィシャルサイト