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経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

マレーシアのLCC(ローコストキャリア)から見た、これからの日本の空

JAL2010.01.19会社更生法申請
「再生計画が実行できれば再建は十分可能と思っていたが、大変厳しい方向に変わってきた」と述べ、予想以上に難航しているとの認識を示した。(稲盛和夫会長17日記者会見)

ANA 営業赤字は7年ぶりで、純損失は2年連続である。(19日)
2010.03月期決算
予想営業損失200億円から600億円の赤字、純損失280億円から650億円へ下方修正
     
スカイマーク2009.04〜12月期営業利益23億円黒字(前年同期37億円の赤字)
北海道国際航空(エァ・ドゥ)、スカイネットアジア航空、スターフライヤー  09.04〜12月期 営業黒字計上

日本大手航空会社の高コスト体質
キャスセイやシンガポール航空などの2倍、世界で一番コストの低いエア・アジアの5倍
(1)企業そのもののコストが高い  人件費 花形産業と高い運賃に支えられて
(2)販売に当たっての流通経費(代理店制度)  販売手数料、販売報奨金(キックバック)JAL90%も
(3)世界一高い空港使用料、高額な航空機燃料税  コストの3割も

世界で最もコストの低いローコストキャリアAIR ASIA
格安料金  事前予約の期間が長く、購入が早ければ割引率が大きくなる
クアラルンプール バンコク(札幌〜福岡間)
         2か月前購入1500円、運行前日15000円
コタキナバル サンダカン(東京〜大阪間)
         2日前3500円 ⇒ マレーシア航空6000円

徹底したコスト削減
○ 安い労働力
物価水準の低いアジアの優位性と雇用を時間単位でコントロール 年間150万円程度
スチュワーデスだけでなく、イケメンを揃えたスチュワードも愛想が良い
エア・アジアCEO(最高経営責任者)トニー・フェルナンデス(インド系マレーシア人)
       「航空会社で大切なのはチームワークだ」
会社にとって一番大切なのは社員で、二番目が乗客だ(サウスウエスト航空トップ)
○ 機内サービスは有料(ノンフリル・サービス)  
   収益につながる  ドリンク140円、軽食250円、サンドイッチ200円
○ 目的地における折り返し時間の短縮  駐機料の削減
  トップ自ら、時間を見つけて空港カウンターで旅客の荷物運びを手伝う
  サウスウエスト航空(全米2位、世界一のLCC)ケレハー前会長もAIR ASIA CEOも
○ ボーディングブリッジは使用しないでゲートから歩いて飛行機の下に行き、タラップで乗りこむ

LCCの課題
・ 座席のスペースが狭い  4時間ぐらいを超えるフライトでは窮屈
・ キャンセル料が高い
・ 原則、座席指定を行わない
・ 保有機材が少なく、目一杯のスケジュールで、機材繰りの関係で遅延が多い
・ 欠航、大幅な遅延時のフォローがない
・ フライトの欠航、統合などがある

日本を狙う海外LCC
AIR ASIA  2010年中片道最低1万円程度でマレーシア、日本間に就航したい(2010.01.23)
チェジュ航空 3.29ソウル(キンポ)−中部就航
    現在就航  ソウル(インチョン)−関西、北九州
日本の空をオープンスカイにしなければ日本への観光客の増加は見込めない
 政府の観光立国宣言  観光を日本の産業の柱の一つに

日本の航空会社のこれから〜日本の航空会社が立ち行くためには
コスト削減の努力
 スカイマークでも、AIR SAIAの3.1倍のコストがかかっている
 世界で最も高い空港コストと航空機燃料税
すべてがLCCになる必要はない
 時間の余裕のある旅慣れた人がプライベートに利用するエアラインと理解しておいた方がよい
 サービス、時間を求める儲けの多い富裕層、ビジネスマンは、LCCには乗らない


 

(KISS FM(神戸)/JFN全国11局「OH! HAPPY MORNING」2010年03月23日ON AIR)

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