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経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

円売り介入の効果のほどは?

本名) 昨日・15日午前の東京外国為替市場は一時、82円87銭まで円高が進行しました。
     これに対し、政府と日銀は2004年以来となる「為替介入(円売り介入)」を実施。
     市場は急反発して一時1ドル=84円18銭まで円安に戻しました。
     今朝は、今回の「為替り介入」について経済ジャーナリストの堀浩司さんに伺います。

ドル(円)85.73〜75/AM06:00 +2.52円安 ユーロ(円)111.52〜56/AM06:00 +4.19円安
日経平均9516.56+217.25  NYダウ10572.73+46.24(NY9/15 16:30)

● 昨日、2004年以来の実施された「為替介入」ですが、そもそもどういったものなのですか?
1995.05以15年3か月ぶりの円高82円87銭
  日本当局のみによる単独介入  東京〜ロンドン〜ニューヨークと継続して円売り・ドル買い
  財務相の権限、実務は代理の日本銀行 安くなっているドルを買うことでドル高方向へ

● 今回の「為替介入」の規模は? 輸出産業にどんな効果があった?
1兆8千億円規模(介入規模非公表) ドル買い介入では最大の可能性
公表1日円売り・ドル買い介入過去最大2004.01約1.6兆円(円買・ドル売1998.04約2.6兆円)

「過度な円高は企業の国外流出による産業空洞化を招きかねない」
既に空洞化は既成事実 為替介入で世界的規模の産業構造を変えられない
 「これで、輸出企業の業績が回復する」とは短絡的

● 民主党代表選と円相場の関係を堀さんはどう見る?
「為替介入に積極的に見られた小沢一郎前幹事長が敗退したことから円高が急速に進行」
意表をつく介入に、投機筋が慌てた円売り加速で一定の効果

しかし、投機筋は、為替が上下に振れることを歓迎 一方向に流れる円高では稼げない

● この介入で、円相場は変わるのか?
為替市場1日取引量(2010.04) 3兆9810億ドル(340兆円) 2004年の約2倍
    貿易取引量1日4兆円の85倍 98.8%が投機的金融取引
    1日円・ドル為替取引量 約50兆円 2004年の1.7倍
為替介入は一時的に水をせき止めただけ、流れが変わらないと円高のまま

● 円相場安定のために、「為替介入」の他に方策はなかったのか?
日本が円高を望んでいないことをアピールするアナウンス効果は活かされた
次にすべきことは
  円高でもびくともしない日本経済の強さを示すこと
  円高を逆手にとって経済政策を推し進めるとこが安定の基本
   米国債などの日本保有外貨資産約91兆円とドル・ユーロ安 
    石油などの鉱物資源の購入、優良な外国企業への投資・買収
    円高をプラス局面としてとらえ実行することで経済に明るさが広がる

短期的な手法のみでは円高是正は困難

● 世界経済の先行き見通しは? 各国が政策的に自国通貨安を目指す理由は?
欧米は自国輸出に有利となる自国通貨安を容認
米国 中間選挙をにらみ、オバマ政権としては経済再建が必須
  米国輸入1兆5600億ドル 輸出1兆0570億ドル(2009年) 輸出は輸入の2/3
   5年間で輸出倍増を宣言

● 今後の円相場をどう見る? 80円台を切る可能性も?
米国が対円ドルレートをどこにおいているか 米国の景気回復の状況による
1995年4月 79円75銭

本名) ありがとうございました。 経済ジャーナリストの堀浩司さんでした。

(RCC中国放送「本名正憲のおはようラジオ」 2010年09月16日ON AIR)

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