経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”
2010年を終わるにあたって未だ不況下の弱腰日本経済その原因を探る
日本経済にショックなニュースが続く
1968年以来日本名目GDP 世界第2位を堅持
→ 2010年 中国に抜かれて世界第3位になることが確実に
韓国企業の台頭が続く・三星電子(サムソン)2009年連結営業利益10兆9千ウォン(約8000億円)
→ ソニー、パナソニックなど日本の代表電子業者9社を合わせたより多かった
以前は外国のホテルのテレビ 日本メーカーが殆どだったが、今は韓国メーカー
国を挙げての官と民が一体となっての経済政策
UAE原子力発電所建設、韓国電力コンソシアーム受注 400億ドル(3兆4000億円)
イ・ミョンバク韓国大統領とビン・ザイードUAE大統領首脳会談直後に受注発表(2009.12.27)
オバマ大統領、米企業経営者約250人を引き連れ、インドヘ官民一体で米製品売込み(2010.11.08)
ボーイング737の33機など20件超総額100億ドル(約8100億円)の大型商談成立
政治の貧困が経済までも三流国にする
38.1960.07.19〜1964.11.09(1575日) 池田勇人 39.1964.11.09〜1972.07.07(2798日) 佐藤榮作
40.1972.07.07〜1974.12.09( 886日) 田中角栄 56.2001.04.26〜2006.09.26(1980日) 小泉純一郎
57.2006.09.26〜2007.09.26( 366日) 安倍晋三 58.2007.09.26〜2008.09.24(
364日) 福田康夫
59.2008.09.24〜2009.09.16( 358日) 麻生太郎 60.2009.09.16〜2010.06.08(266日)
鳩山由紀夫
61.2010.06.08〜 (
204日) 菅直人
学力の低下
2009年OECD生徒の学習到達度調査
総合読解力
(1)上海、(2)韓国、(3)フィンランド、(4)香港、(5)シンガポール、(6)カナダ、(7)ニュージーランド、(8)日本
数学的リテラシー
(1)上海、(2)シンガポール、(3)香港、(4)韓国、(5)台湾、(6)フィンランド、(7)リヒテンシュタイン、(8)スイス、(9)日本
科学的リテラシー
(1)上海、(2)フィンランド、(3)香港、(4)シンガポール、(5)日本、(6)韓国
シンガポールの地下鉄、小学生も中学生も教科書、参考書で勉強していた
→ 日本 携帯でゲーム 将来、この差は決定的な国力の違いとなって現れるのでは
未だ今なら、経済にも、技術にも、学力に日本に立て直す力はある。決定的な差になる前に。
(FM秋田/JFN全国9局「OH! HAPPY MORNING」2010年12月28日ON AIR、RCC中国放送「本名正憲のおはようラジオ」2011年01月04日ON AIR)