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経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

中年の私が東京〜大阪往復の体験取材で感じていた高速ツアーバス

高速バス
高速乗合バス(一般乗合旅客自動車運送事業者が運行  いわゆる高速バス)  2008年度1億1千万人
高速ツアーバス(2地点間移動の企画旅行)   東京、大阪、名古屋、仙台等大都市間夜行便が中心
                     利用者  2005年約23万人 → 2010年 600万人 26倍

2000年道路運送法改正 貸切バス事業  免許制から許可制  価格規制の自由化
   事業者数1999年度2336社 → 2010年度4492社  1.9倍
高速ツアーバス  スキーバスのオフ対策としてスタート   2009.03現在50〜80社
 旅行業者が貸切バス業者と契約を結び高速路線バスと同様のサービスを提供する事業
高速バスとの違い
 ・価格設定  高速バスは道路運送法で定められているが、ツアーバスは旅行商品なので規制がない
 ・バス亭が設置できない  
多様なサービスも展開   早朝着のラウンジ開設、個室型、女性専用車やシート

しかし、一方で熾烈な価格競争
 事故のバス 金沢−浦安3500円(乗り換えなしで鉄道より1万円近く安い)
 2007.02.18  大阪モノレール高架支柱激突  家族従業員三男死亡、26人重軽傷 運転の長男居眠り運転
公益社団法人日本バス協会2012.03.06 貸切バス事業に関する意見書
 「規制緩和以降、供給過剰状況が続き貸切バス事業は疲弊している。
    労働条件の悪化とともに安全への投資が二の次になり、安全への確保が危惧される」
2010.09 総務省「貸切バスの安全確保対策に関する行政評価・監視結果に基づく勧告」
 安全確保対策の徹底 国土交通省「バス事業のあり方検討会」 201012.24〜12回2012.03.06

2010年9月 大阪〜東京往復乗車取材
・これほど多くの人が利用していることにびっくりした
  首都圏〜京阪神
    2004年 高速乗合バス104.2万人、高速ツアーバス5千人
    2008年 高速乗合バス 103.7万人、高速ツアーバス115.6万人
    ※2005 新幹線3500万人、飛行機880万人
・バス停がなく  乗降に危険を感じることも
・取材時の帰路の乗務員は2人とも日本人ではなかった  日本人も嫌がるほどの過酷な勤務なのか
                       乗客として乗っているだけでも疲れる夜行高速バス

政府も業界も危惧し動いていたのに、尊い人命が失われてからでは遅すぎる。
日本、世界の経済の縮図  価格競争は末端の事業者にしわ寄せ
経済はそこに暮らす人が安心できてこそ。人が主役の経済を取り戻さなくては。

(SBC信越放送「モーニングワイドラジオJ」2012年05月14日ON AIR)

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