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経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

ココを見れば景気が分かる!景気にまつわる“定説”

アバンVTR(1分01)島田読み
[N] 突然ですが・・・みなさん、儲かってますか?
「いやあ、さっぱりでんなあ・・・」という声が聞こえてきそうですが、実は今年2012年の1月から3月までのGDP=国内総生産の実質の伸び率は、年率換算で4.7%増加、そしてなんと上場企業のおよそ半数が実質“無借金経営”になっているんです。
これも「ホンマかいな!」という声が聞こえてきそうですが、少しずつ景気は上向いてきているというデータがいくつもあるんです。
そして昔から、「風が吹けば桶屋が儲かる」なんてことを言いますが、実は景気が良いか悪いかは、意外なところを見ればその傾向が顕れているんです。
新幹線の利用状況?女性のスカートの長さ?
今朝のクローズアップは、今景気はどうなっているのか?そして景気の良し悪しを映し出す“景気にまつわる定説”について検証します。
スタジオ(1)(6分)VFタイトル
[浦川] なかなか閉塞感と言いましょうか、景気が上向いているように感じられない、という感じが続いているように思えますが、今朝はそんな景気の良し悪しを、「現象面」つまり景気が良いときはどんなものが流行って景気が悪い時は何が好まれるのか、そんなお話を楽しく解説していただきます。
お馴染み阪南大学講師で経済ジャーナリストの堀浩司先生です。
先生おはようございます。
[堀] おはようございます。よろしくお願いいたします。
[浦川] 先生、まず実際データでは景気は良くなっているんでしょうか?
[堀] そうですね。景気を表す指標として代表的なものがGDP=国内総生産なんですが、この6月8日に発表された実質年率換算でのGDPは去年に比べて4.7%の伸びを示しています。
そしてもうひとつ、これは意外に思われるかもしれませんが、2012年の3月、この春ですね。3月までに決算期を迎えた金融を除く上場企業3383社のうち、49.7%、およそ半数に当たる会社が借入金がゼロ、あるいは手元資金が借入金よりも多い、つまり貯金のほうが借金よりも多いというのが現状なんです。
[浦川] ホント意外ですね!?
[堀] そうですね。でも景気回復の実感はなかなか湧いてこないですよね。それはこういった数字で表れるのと、実際の経済活動でそれを感じることができるようになるには時間差があるということなんです。
例えて言うなら「時間が経ったお風呂」なんですね。つまり水の上のほうは温かいけど、下の方が冷えている、ということです。 [浦川] なるほどね。国全体で景気が良くなってきたと言っても下、つまり実際の例えば町工場の受注件数だとかサラリーマンの給料などに反映されるのに時間がかかっちゃうわけだ。
[堀] そうなんです。そこで今景気が良くなっているのかどうかを知るためのいくつかの指標、「こんな時は景気が良い」「悪い」という定説のようなものがあります。それをいくつかご紹介していこうと思います。 [堀] まずは「ギャンブルが好まれる時」これは好景気不景気どっちかわかりますか?
[浦川] ギャンブルというのは良く聞きますね。これは景気が悪い時だ。
[堀] そうですね。どうしても給料が少ない、まとまったお金が作りにくい、銀行金利も安いとなると一攫千金を夢見る人が増えます。財テク詐欺なんかもそうですね。 [堀] 続いて「美人よりも近所の娘さんタイプが好まれる時」・・・
[浦川] これどっちだと思います板東さん?
<板東さんお答えあって>
[堀] 正解は不景気です。
景気が好調な時はイケイケドンドンで多少キツめの美人が人気を集めるんですね。でも景気が悪いと和みや癒しを求めるので近所の娘さんタイプが良しとされる。お金のかかりそうな喜多さんのような美人は敬遠されやすいということです。
<喜多:先生わかってらっしゃるなどあって>
[堀] こちらは「好きな女性ランキング」に入った女性を好景気の時と不景気な時で見てみたものですが、2003年の成長率が伸びているときは松島菜々子さんや黒木瞳さんみたいないわゆる美人が入っています。
そして2008年の不景気な時は、まあみなさん美人ですがどちらかというと「親しみやすい」人が選ばれていますね。 [堀] さて、次は「女性のスカートが短くなると・・・」
[浦川] 菜々ちゃんどうですか?好景気か不景気か?
<山田菜々ちゃん答えあって>
[堀] これは・・・好景気なんです。理由としては、好景気の時は女性の気分も高揚して活発なイメージのミニが流行るということと、不景気の時は生地の在庫を減らすためにロングスカートを流行らせるというと語弊がありますが、そういう傾向があるんですね。 [堀] これはちゃんと過去の歴史が物語っていまして、もともとこの女性のスカート丈が景気を反映しているといのはアメリカの経済学者のジョージ・タイラーという人が提唱していたんですが、実際1965年あたりからの「いざなぎ景気」の時はツイッギーが来日して「マイクロミニ」というスカートが流行しました。
ところが1973年のオイルショックの時は戦後初めてのマイナス成長だったんですが、ジーンズやロングスカートがブームになっています。
さらに1980年代後半からのバブル期にはご存知の通り「ボディコン」なんてのもありましたが、スカートは「超ミニ」が流行しています。
[浦川] なるほど。さて問題は今後の景気はどうなっていくのかということなんですが、ここに注目、というポイントをVTRにまとめてあります。ご覧ください。
VTR本編(1分28秒)
[N] 景気と密接な関係があるものに「気温」があります。
夏が平年より暑い、または冬が平年より寒い、そして急激に暑くなったり寒くなったりという寒暖の差が激しい時が多い年は飲料や衣類などの消費も伸びる傾向にあります。
日本気象協会によると、この夏は東日本、西日本ともに平年より暑くなる確率は40%、節電と相まって暑さ対策用品やビールなどの売れゆきが期待されます。
そして次にホテルの客室稼働率。景気回復傾向であれば出張やレジャーが増えて、人の動きが活発になります。
<リーガロイヤルホテル 荻田様IV>
・グループ全体前年比で稼働率16.5%増
[N] 観光庁の調査では、シティホテル全体でも震災前かそれ以上に持ち直してきているのがわかります。
そして人の動きと言えば「新幹線」。
今年のゴールデンウィークの利用者数は293万人で去年よりも14%増加。震災の影響を除くために2009年と比べても13%増加です。新幹線利用状況は、景気回復のバロメーターでもあります。
スタジオ2(40秒)VFタイトルに戻す
[浦川] こうやって目に見える部分では、景気は回復傾向とみていいんでしょうかね?
[堀]  あくまで取り上げた指標では回復基調ということですが、「好景気」「不景気」って明確な定義はないんですね。実は2000年から内閣府で「景気ウォッチャー調査」というのが導入されていて、これは経済全般で、主婦や商店主など、いろんな立場の人を2050人ピックアップして調査するもので、元経企庁長官の堺屋太一さんは、民間シンクタンクや大学などの予測よりも的確だとおっしゃってます。
逆に言えば「景気」というのは私たちの気持ちが作り上げていくものだということも言えるんですね。
<時間あれば>
[堀] この「おはよう朝日です」は様々な新しいお店や商品、あるいは情報をどんどん提供していますから、番組自体が景気浮揚策になっているのかもしれません。
[浦川] そう言っていただけると嬉しいですね。先生どうもありがとうございました。

(ABCテレビ「おはよう朝日です」2012年06月19日ON AIR)

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