経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”
井門さんと語る、ラジオのこと
ラジオの現状 2012年媒体別広告費
テレビ1兆7757億円、新聞6242億円、雑誌2551億円、ラジオ1246億円、インターネット8680億円
収入面でみると、AMが1990年、FMは1997年をピークにそれぞれ減少傾向
ビデオリサーチ2012年12月首都圏ラジオ調査
ラジオはどれくらい聴かれている?(1週間のラジオ接触率)
聴いた64.2%(1週間14.0時間/1日2時間) 聴いていない35.8%
ラジオはどこで聴かれている 自宅50.0% 車中30.4% 車中以外19.7%
ビデオリサーチ「これからのラジオ」2011.03
ラジオを初めて聴いたきっかけ
1. 好みの曲・音楽がよくかかる番組やラジオ局があった、
2. 家族(親や兄弟)が聴いていた、
3. 好きなタレントやパーソナリティ・DJ・アナウンサーが出演する番組があった
10代、20代とも「家族が聴いていた」、30代「好みの曲・音楽がよくかかる」がトップ
ネットでラジオを聴く radico、ドコデモFM、LISMO WAVE(au) 電波の受信状態にとらわれない
「復活リスナー」 ラジオを長らく聴いていなかった人がパソコンで簡単に
ラジオが聴けるということを知って、それ以来、パソコンで仕事をする際には聴く
IPサイマルラジオ協議会(2010年4月アンケート) インターネット等IPネットワーク上で配信すること
「久しぶりに聴いた」ユーザー約34%、「初めてラジオを聞いた」ユーザーが約10%存在
10代において、1割程度ラジオ聴取が増えている
インターネット上で音楽やタレント等検索、その検索結果としてラジオにたどり着くケース
ラジオはテレビや新聞などとは異なり、パーソナリティやDJ(ディスクジョッキー)との
直接的なコミュニケーションがしやすい、リスナー参加型のメディア
民放連60年事業「思い出の番組」2011.08〜09
テレビ番組1900件、ラジオ番組1101件(2000年代テレビ165件、ラジオ256件)
同じ人によるラジオ全国最長寿「永六輔の誰かとどこかで」46年間12,629回2013年9月27日終了
ラジオには、まだまだ聴きたい人、聴こうと思えば聴ける人、聴けば惹きつけられる人、がたくさんいる。
同じ人でもテレビに関わっているときとラジオに関わっているときでは
人が違う感じがする。ラジオに関わっているときはやさしく、余裕がある。
「リスナーさんからの愛情を感じるんですよね。その代り、僕もリスナーさんを愛しますよ。」井門さん
人と人のつながりがラジオ。ギスギスした世の中、今まで以上にラジオの果たす役割は大きく、なくてはならない存在になっていると思います。そんなラジオに関わらせていただいて本当に幸せです。
(FM秋田/JFN全国9局「OH! HAPPY MORNING」2013年11月19日ON AIR)