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経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

今でしょ?or今じゃないでしょ?冬のボーナス活用法

アバンVTR(55秒)島田読み
[N] 師走に入り、2013年も残すところあとわずか。
そしてこの時期気になることと言えば、やっぱり 「ボーナス」!
今年は安部政権がデフレ脱却の経済政策 「アベノミクス」を打ち出して景気は上向き? ボーナスも増える…はず?
しかし一方で、消費税増税の余波も懸念されています。ではこの冬のボーナスはどう活用すればいいのか? そのカギは使う「タイミング」が重要なんです。
[N] 先生、アレとコレは?
[堀] (考えて) 今でしょ!
[N] では先生コレとアレは?
[堀] (考えて) 今じゃないでしょ!
[N] 今朝のクローズアップは、この冬のボーナスの賢い活用法を、経済ジャーナリスト堀浩司先生が「タイミング」で切ります!
スタジオ(8分)VFタイトル
[浦川] もうすぐボーナスの時期です。ある意味 「アベノミクス」が私たちの生活にちゃんと跳ね返ってきているのかどうか、いわば 「通信簿」のような位置づけにあるんじゃないでしょうか?
そんなボーナスの活用法を、流行語大賞を取りました「今でしょ」を絡めてお話いただきます。
お馴染み阪南大学講師で経済ジャーナリストの堀浩司先生です。おはようございます。
[堀] おはようございます。よろしくお願いいたします。
[浦川] まずは気になるこの冬のボーナスの予想から見ていきましょう。 [浦川] 三菱UFJリサーチアンドコンサルティングがまとめたこの冬のボーナス予想によると、平均で36万7500円、実に5年ぶりに増加するとの予想です。といっても前年比0.5%増ですからわずかですけどね。でも上がるというのはうれしいですね。
そして東証一部上場の大手企業だけを見てみると82万2100円、これは前年比で5.79%増、ちょっとこれを見るとやはりアベノミクスはやっぱり大手企業に優しい政策なのかなって思ってしまいますね。
[堀] そうですね。ただ格差があるとしても全体で押し上げていくのは良い傾向だと思います。今後大手と中小の格差が縮まって中小企業で頑張っている人が励みになるようになってほしいですね。
[浦川] そうですね。
ではまずは「やっぱり手堅く預金」っていう方が多いと思います。ズバリボーナス預けるならどこか? こちらです。
金利差なんと16倍!? [堀]  はい。こちらはすべて100万円を1年間定期で預けた場合の比較です。まずは大手メガバンクですが、ほとんどが1年定期で0.025%、250円から税金が引かれて実質200円ですね。
[浦川] コーヒーも飲めないですね…
[堀] そうですね。そしてボーナスに関してはやはりネット銀行が強いです。
[浦川] 一番下の播州信用金庫夢みらい支店、これもネットバンクですか?
[堀] そうです。特別定期預金として出ているもので、0.41%、100万円を1年預けると税引き後受け取り利息が3,267円になります。ただし予定販売額が設定されていてそれに達した時点で終了になるようですね。
[浦川] 3,000円を超えると、今の時代それなりに魅力を感じますね。
さて、では使い方のほうですが、先生今回はキーワードが「タイミング」ということですね? [堀] そうなんです。ボーナスの使い道としていくつかのカテゴリーで、それは「今でしょ」「今じゃないでしょ」に分けて、今すぐに買ったほうがいいもの、「今じゃないでしょ」は年が明けてから、もしくは時期をみて買ったほうがいいものというように見ていこうと思います。
[浦川] なるほど。どのタイミングで使えばいいかってことですね?
ではまずは投資、とありますが「今じゃないでしょ」になってますね? [堀] はい。基本的には年が明けてからをお勧めします。
[浦川] ほう? それは?
[堀] あるマネーサイトで「賢い人は冬のボーナスで投資はしない」という記事もあるんですが、なぜかというと株式市場というのは12月に上昇、1月下落というパターンが多いんですね。
[浦川] ほう。「ホンマかいな」「データでみてみると」ってなってますが? [堀] はい。こちらをご覧ください。これは2003年から2013年までの10年間で12月と1月の株価を比較したものです。このように12月の月初から月末の終値が上昇している年が8回あります。
[浦川] ホントですね。12月って上がるんだ。
[堀] ただじゃあこの上昇気配が続くかというと、こちら、1月の月初から月末にかけて値を下げている年が6回あります。
確実にそうかと言うと断言はできませんが、株の世界では「アノマリー」といって景気とは関係なく株が変動する説明がつかない現象が起こると言われています。
一説ではボーナス支給で買い手が増えて株が上がり、その反動が1月に来るという話もありますが確かではありません。ただデータとしてこういった傾向があるということですね。
[浦川] なるほどね。ボーナス貰ったから株でひと儲けと考える人が増えて株価が上がるのはわかるような気がします。でもみんながそう考えると今度は売り手市場がやってきて下がる、だから年が明けて下がったところで買うということですね?
[堀] そうですね。ただ単純にはいきませんからよく株の動向をみることは重要です。
[浦川] そうですね。では続いて住宅ローン返済、これは「今でしょ」ですね?
[堀] はい。住宅ローンの返済は景気や消費税は基本的に関係ありませんので、余裕資金ができれば早く返したほうが得策なんです。
こちらです。 [堀] まず当初借り入れが3000万円、完全固定金利で返済済み期間が3年と考えると、現実的な金額として今すぐに30万円を返した場合は利息減少額が36万2126円になります。ここでちょっと勘違いされやすいんですが、30万円を返して36万円ちょっとの金額が返済から減るわけですから、一見6万円のトクというふうに見えるんですが、純粋に36万円ちょっとがトクなんですね。
いずれにしてもこの30万円は返すべきお金ですから、純粋に36万円得するってことなんです。
ただこの返済が、ちょっと半年待とうかとか、1年待って来年の冬のボーナスで返そうとかになると、後になるほど少なくなります。1年待ってしまうと16,000円ほど損になります。
[浦川] なるほど。
[堀] 住宅ローン返済はボーナスの使い道として常に上位にランクされる活用法ですので、もし検討中の方がいらっしゃれば早いほうがいいということで「今でしょ!」ですね。
[浦川]考えてるヒマがあれば返しましょうってことですね。じゃあ続いて「買い物」はどうかということですが…こちらですね。 [浦川]USJの入場券、清酒月桂冠、スポーツ用品の一部が「今でしょ」ってなってますが先生これは?
[堀] はい。これらはすべて年明けのタイミングで値上げが予定されているものばかりです。USJの入場券は来年1月27日販売分から値上げを予定、月桂冠は1月から平均3.9%値上げです。
月桂冠をなぜ挙げたかというと、実は他のお酒のメーカーはすでに値上げ済みなんです。月桂冠は値上げせずに頑張っていて、でも1月から値上げせざるを得なくなった、そこで今が買い時ということなんですね。そしてバドミントンのシャトルコックは1月1日に4%程度の値上げを予定しています。
[浦川] まあUSJは行く予定があるなら今のうち、そしてバドミントン好きの方、シャトル買うなら今ですよ!
では先生最後に、あれ?「3月まででしょ!」 ってのが出てますがこれは? [堀] はい。見てみましょう。これは消費税増税前に買いだめしておいたらお得というものです。 電車、バス、航空機のチケットなどは来年4月、消費税増税後であっても3月までに買えば増税前税率が適用されるのでそのまま使えます。
ひとつ大きいのは通勤通学定期券ですね。運賃は消費税を反映しますから、3月までにいつもより長め、6カ月の定期にするというのは有効です。あとプロ野球の年間予約席なんかもそうです。
そして逆に買いだめしてもダメなものは商品券ですね。これはお金と同じ扱いですから買い物をする時点で消費税が上がったあとは8%分を支払わないといけません。切手やはがきなども、つい先日値上げの報道がありましたが、だからといって仮に今80円切手を買いだめしても、消費増税で封書が82円になれば差額2円は追加しないとだめですね。
[浦川] そりゃそうですよね。まあでも先生、この冬のボーナス、上がって欲しいですよね?
[堀] 本当にそうですね。我々庶民が働く意欲を保てるかどうか、そして活力が生まれて生産性が上がり、また景気が上向いて給料も上がる、そんな日本になってほしいと本気で思いますよね。
[浦川] さて皆さんのボーナス、いかがでしょうか? 先生どうもありがとうございました。
[堀] ありがとうございました。

(ABCテレビ「おはよう朝日です」2013年12月04日ON AIR)

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