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経済ジャーナリスト 堀 浩司 の “経済コメント”

増税の年!どうなるニッポン? 2014年経済大予想

アバンVTR(1分02秒)島田読み
[N] いよいよ2014年が幕を開けました。
去年、安倍総理が「アベノミクス」として3本の矢からなる経済政策を打ち出し、デフレ脱却への道を突き進んできました。
そしてその真価は今年、私たちの給料が上がり、生活が良くなるかどうかによって問われると言えるかもしれません。
去年後半からじわじわと企業の業績も上がり、この年末年始に関西国際空港の国際線を利用した人はおよそ46万3500人で開港以来過去最高となる見通しです。
しかし今年生活に重くのしかかってくるのが消費税の増税です。果たして景気回復は本物なんでしょうか?それとも増税前の駆け込み需要にとどまってしまうのでしょうか?
今朝のクローズアップは今年、私たちの生活は良くなるのか?そしてニッポンの未来は明るいのか?経済ジャーナリスト堀浩司先生が読み解きます。
スタジオ(8分)VFタイトル
[浦川] 今年2014年には経済で大きな出来事があります。消費税の増税です。
しかし一方でアベノミクスを推し進める安倍政権の経済政策は成長戦略が実ってきているようにも見えます。
しかしこれが本物なのかどうか?今年の経済を予測していただきます。
お馴染み阪南大学講師で経済ジャーナリストの堀浩司先生です。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
[堀] こちらこそよろしくお願いいたします。
[浦川] まずは先生、単刀直入に伺います。今年は景気は良くなるんですか?
[堀] はい!良くなります!
[浦川] おっ!言い切りましたね?ホントですか?
[堀]はい。たぶん・・・おそらく・・・
[浦川] あれ?ちょっとテンションが落ちましたね?ホンマでっか先生って書いてありますけど? [堀]  大丈夫です。まずは去年というか先月ですね、年末のボーナスなんですが実は5年ぶりに全体の平均がアップしています。
みずほ総研によると、民間企業一人当たりの平均支給額は36万8929円で去年と比べて0.9%上がっています。中でも特に製造業、自動車であるとか機械金属といった分野では高い伸び率を示しているんです。
[浦川] なるほど、確かに上がってますね。一方で使うほう、消費は回復してきているんですか?
[堀] はい。個人消費も活発になってきています。
まず去年の暮からの動きですが、10月の東京都内の主要な19のホテルの平均客室稼働率は90.2%、90%台に乗ったのは1997年11月以来ということです。
大阪市内の主な15のホテルで見ても平均で88%、9ヵ月連続で前年比を上回っています。 それから百貨店の売上ですが、去年11月、日本の10大都市の百貨店の売り上げは前年同月比で3.4%増加、こちらも4ヵ月連続で前年同月比を上回っています。
そしてVTRにもありましたが関空国際線の利用旅客数はこれも前年同期比5%増の46万3500人、平成6年に開港して以来最高となりました。
[浦川] 確かにこうやって見ると消費は増えている感じなんですが、これって消費税増税前だからじゃないの?という気もするんですがどうなんでしょうか?
[堀] 確かに経済学者の中には駆け込み需要が終わって4月以降消費が落ち込んで景気が悪くなるという人もいますが、こんな調査があります。日本経済新聞が行った「社長100人アンケート」、これは去年12月に行われたもので、国内の主要企業の社長や会長・頭取が対象です。 [堀] これによると「足元の国内景気は拡大している」と答えた人が95、9%に上っています。そして今年4月の増税から2ヵ月後の6月時点では悪くなっていると予想する人が4割強いるんですが、その後9月時点、増税からおよそ半年後には「良くなっている、つまり秋ごろには改善していると予想した人が6割います。
[浦川] いったん落ち込むけれど、また回復すると?
[堀] そう考えている社長さんが多いということですね。その理由として「個人消費の回復」「増税後も続く国内の強気の経済心理」といったことを挙げていらっしゃいます。
そして増税後に消費が落ち込まないようにと後押しする政策も実施されます。 [堀] こちらです。企業の交際費の非課税枠が拡大されるんですね。
[浦川] 交際費というのは接待の飲食費が中心ですね?
[堀] はい。改正前の今は中小企業では一部非課税、つまり交際費は経費として認められているんですが資本金1億円以上の大企業は認められていない、つまり課税されているんですね。これを半分の50%までは税金をかけないでおきましょうという政策です。
実は企業の交際費は1992年には6.2兆円、かなり羽振りが良かったんですが2011年にはこれが2.8兆円と半分以下になっています。
[浦川] あ〜やっぱり飲み食いってまず削られるところですからね。
[堀] 飲食を中心とするこの「交際費」をできるだけ使ってもらおうということなんです。
[浦川] なるほど。そうすれば接待が増えて飲み屋さんやタクシー業界が潤って景気の下支えになると。
[堀] はい。これは消費増税と同じタイミングの4月開始事業年度から実施される予定なんですが、企業の接待などを活性化させてお金を回していこうという政策なんですね。
[浦川] なるほど。そして堀先生はほかにも明るい材料がけっこうあるとおっしゃるんですが? [堀] そうですね。例えば去年9月に2020年夏のオリンピック開催地が東京に決まりました。このオリンピック効果がどれほどあるか?
小泉政権の金庫番だった竹中平蔵さんらの試算によりますと19.4兆円ほどの経済効果があるとされています。
[浦川] 今年度の政府の予算案のほぼ5分の1じゃないですか。すごい数字ですね。
[堀] 注目すべきは観光産業です。去年日本に来た外国人観光客の半分は東京ですが、大阪も4割弱の人が訪れています。つまりオリンピックを観戦して、京都や奈良がある関西にも来てくれるという期待です。
大阪でも例えば千里の万博跡地にテーマパークを建設しようという動きがありますし、大阪駅北ヤードの2期開発も完成している可能性があります。
そしてもうひとつは日本に観光にやってくる外国人観光客のみなさんに向けて「免税品」の対象商品が拡大されることが検討されていてすでに調整に入っています。
現在は消費税が免税になるのは家電製品などを1万円以上買った場合に限っているんですが、これが化粧品やお菓子などにも適用されることになりそうです。 日本のお菓子は海外へお土産に持ち帰る人は多いですからこれも外資の取り込みという点で期待できます。
[浦川]なるほどね。 [堀] 最後に今年2014年は干支でいえば「きのえうま」というんですが、前回の「きのえうま」が60年の1954年です。この年には実は日本の高度経済成長が始まっています。
干支の文字の意味も「甲」が伸びる、成長する「午」が活発な行動力という意味を持っていて、まさに今年は何事においても発展・前進していく年ということなんですね。
[浦川] まあ2014年、まだ始まったばかりですけど「アベノミクス」も今年が正念場でしょうね。なんとか民間を巻き込んだ成長戦略を成功させてほしいと願うのと、私たちも給料が上がってお金を回していけるようになりたいですよね?
[堀] そうですね。いつも私が言っている「景気は 気から」ですからね。
[浦川] 病も景気も気からですね。今年こそいい年になってほしいものです。先生ありがとうございました。

(ABCテレビ「おはよう朝日です」2014年01月07日ON AIR)

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